チャプター 59

真実、その二

カミラ視点

沈黙。

マークが立ち去ったあとに残ったのは、それだった。廊下の奥へ遠ざかっていく足音が消えてもなお、静けさだけが居座り続けた。

部屋はまだ重かった。私がさっき口にした告白――家族のこと、キャロラインのこと、ムーンライトのこと――そのすべてが空気に染み込み、べったりと張りついている。それなのに、どういうわけか足りなかった。

いちばん辛いところは、まだ言えていなかった。

マーカスは私の傍らに立ったまま、警戒するように見守っていた。彼は何も言わない。だが、何を考えているかは分かった。次に私が吐き出す言葉ひとつで、私たちが積み上げてきたものが全部、粉々になりかねな...

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